最後の「天空ハーフマラソン」に2千人

2023年11月19日 17時35分

スポーツ

新宮市と那智勝浦町を結ぶ自動車専用道路を走る「新宮・那智勝浦天空(てんくう)ハーフマラソン大会」が、あたたかく快晴に恵まれたきょう(19日)行われ、およそ2千人が健脚を競いました。

大会の様子~3キロの部、まもなくフィニッシュ

これは、2011年の紀伊半島大水害からの復興を願って、その翌年から始まったマラソン大会で、毎年、この時期に開催されてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年から3年連続で中止となり、今年、4年ぶりに開催されました。そして、紀伊半島大水害から12年が経ち、被災地もほぼ復興したとして、第9回となる今大会が最後の開催となりました。

大会の様子~3キロの部、スタート直後

大会は、高校生以上のハーフマラソンと、中学生以上の10キロ、小学生以上の3キロの3部門があり、あわせて2200人あまりが参加しました。

一方、この大会は、自動車専用道路を走れることでも人気で、コースとなる那智勝浦新宮道路は、この日未明から全線15・2キロを通行止めにして準備されました。そして、北海道から熊本まで、全国から訪れた参加者は、普段は立ち入ることが出来ない道路を走り、高架橋から熊野の山々や太平洋など、周辺の雄大な景色を楽しみながら、健脚を競いました。

大会長で、新宮市の田岡三千年(たおか・みちとし)市長は、「最初から10年と言ってきたが、新型コロナでの中止もあり、第9回で一旦終了し、また、形を変えて何かしたい」と話しました。参加者や観客からは、「今回で最後なのが寂しい」という声が聞かれました。

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