和歌山県の主査・飲酒運転事故で懲戒免職
2023年11月17日 20時22分
和歌山県は、自家用車を酒気帯び運転し、和歌山市内の駐車場で衝突事故を起こしたとして、43歳の主査の男性職員を、きょう(17日)付けで懲戒免職処分としました。
懲戒免職処分となったのは、食品・生活衛生課に勤務する43歳の男性主査です。
県・監察査察課の調べによりますと、この男性主査は、ことし(2023年)5月24日の午後3時半ごろ、自家用車で訪れた和歌山市内のコンビニエンスストアで缶ビールを購入し、駐車場に停めた自家用車の中で飲んだにもかかわらず、酒気帯び状態で再び車を運転し、そのあと、別のコンビニエンスストアを3件はしごし、それぞれの店舗で缶ビールを買って飲酒を繰り返しました。
そして、4件目の店舗から帰宅しようと駐車場から車を発進した際、ブレーキとアクセルを踏み間違えてバックの状態でおよそ130メートル暴走し、店の近くの駐車場のブロック塀に衝突したものです。
通行人の110番通報で駆けつけた警察官が酒気帯び運転で男性主査を検挙し、運転免許の取消処分を受け、発覚しました。
その後の県の調べで、この男性主査は、2019年から事故を起こすまでの間にも、コンビニエンスストアで缶ビールなどの酒類を買っては、飲酒運転を繰り返していたこともわかりました。
県は「社会人としての常識に欠けたあってはならない行為だ。今後、職員の綱紀粛正に努める」と陳謝しました。