きのくに信金「地元企業のジョブツアー」・和歌山県みなべ町の中学校で開催

2023年11月15日 18時30分

教育社会経済

和歌山県内の中学生に地元企業の魅力を知ってもらおうと、企業の担当者の講義や工場見学をしてもらう、きのくに信用金庫による「地元企業のジョブツアー」が、きょう(15日)みなべ町立上南部()(かみみなべ)中学校で開かれました。

「地元企業のジョブツアー」座学のもよう(11月15日・みなべ町立上南部中学校)

これは、和歌山市のきのくに信用金庫が今月(11月)発足30周年を迎えたことを記念して、教育機関の協力で開かれたもので、きょうは、上南部中学校の1年生が参加しました。

御坊市内の製造業を紹介する森事務局長

はじめに、御坊商工会議所の森順司()(もり・じゅんじ)事務局長が、鶏卵設備メーカーのヨシダエルシスや、全自動マージャン卓メーカーの大洋化学など、御坊市内の主要な製造業の特徴について説明しました。

ソマノベースの事業を紹介する浅利さん

続いて、森林環境保全につながるイベントや商品の企画・開発を手掛ける、田辺市のベンチャー企業・ソマノベースの浅利知波瑠()(あさり・ちはる)さんが登壇し、新宮市出身の浅利さんは、大阪府内の金融機関での勤務経験を経て、ふるさとの紀南へ戻ってソマノベースを起こした経緯を紹介し「2011年の紀伊半島大水害で土砂災害が多発したことから、森林保全の重要性を強く感じ、移住者と県外のリモート社員たちで会社を興しました」と語りました。そして、森林を取り戻すための植林や間ばつ作業の苦労や大切さ、後継者不足などの課題を訴えました。

参加した生徒は「地元の会社のことがよくわかって嬉しかった。地元の企業で貢献してみたい」などと話していました。

このあと生徒らは、御坊市名田町()の発酵食品メーカー・有限会社樽の味を訪れ、 漬物や梅干しづくりの作業を見学しました。

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