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第一次大戦終結で平和の鐘つき和歌山県内3ヶ所で実施

2023年11月11日 18時18分

イベント歴史・文化社会

ウクライナやイスラエルなど世界で戦闘が相次ぐ中、第一次世界大戦が終結した11月11日にあわせて、きょう(11日)、和歌山県ユネスコ連絡協議会による平和の鐘をつく催しが県内3ヶ所で開かれました。

平和の鐘つきが行われたのは、新宮市薬師町(やくしまち)の瑞泉寺(ずいせんじ)と、田辺市紺屋町(こんやまち)の浄行寺(じょうぎょうじ)、それに和歌山市吹上(ふきあげ)の岡山の時鐘堂(じしょうどう)の3ヶ所で、このうち、瑞泉寺(ずいせんじ)では、平和を祈念する法要が営まれた後、新宮ユネスコ協会の中谷剛(なかたに・ごう)会長らおよそ30人が世界平和の願いを込めて鐘をつきました。

法要
鐘をつく新宮ユネスコ協会の中谷会長

この時期の平和の鐘つきは、1918年11月11日に第一次世界大戦が終結したのにあわせて、新宮ユネスコ協会が、翌年の2012年から毎年、行ってきました。

新宮ユネスコ協会の中谷剛(なかたに・ごう)会長は、「ユネスコの一番大きな活動は、平和をいかに実現するかということで、そうした意識を持ってもらえるよう、平和の鐘やピースウォークのほか、地域の中学生や高校生にユネスコの活動を講演したりしながら広めています。これからそうした活動を続けていきたい」と話していました。

今年は、ロシアによるウクライナ侵攻に加えてイスラエルとパレスチナのガザ地区との戦闘が勃発したことから、新宮ユネスコ協会とともに、田辺・白浜を拠点に活動している紀南ユネスコ協会と、和歌山市の和歌山ユネスコ協会もきょうの鐘つきを同時に実施しました。

和歌山市の岡山の時鐘堂では、和歌山ユネスコ協会の芝本和己(しばもと・かずき)会長ら3人が鐘をつき、一刻も早い戦闘の終結を願いました。

鐘をつく和歌山ユネスコ協会の芝本会長

芝本会長は、「平和は努力しないと続かない。その先頭に立つのがユネスコだと思っているので、この努力を続けていきたい」と話しました。

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