和歌山県警察柔道・剣道大会 4年ぶり開催
2023年11月10日 20時31分
和歌山県内の警察官が出場して柔道と剣道の技能を競う今年度(2023年度)の「和歌山県警察柔道・剣道大会」がきょう(11月10日)、和歌山市中之島の県立体育館で4年ぶりに開かれました。
この大会は、警察職員の柔道と剣道の技能向上をはかろうと、和歌山県警察が毎年、開いてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で3年間、開催されず、今年は、4年ぶりの開催となりました。
大会には、県内12の警察署すべてと警察本部、機動隊、警察学校から代表者が出場していて、柔道には、あわせて16チームが、剣道には、15チームがそれぞれエントリーしています。
柔道・剣道ともに、過去の成績から上位のA組と、それ以外のB組に分けられていて、それぞれの組の中で1位から3位までを決定します。
会場となった県立体育館では、柔道と剣道の試合場が2面ずつ設けられ、チーム代表の6人が、先鋒から大将までそれぞれ1人ずつ相手チームと対戦し、試合の勝ち負けが決まると、大きな歓声があがっていました。
大会の結果、柔道・A組は、優勝が和歌山東警察署、準優勝が田辺警察署、3位が和歌山北警察署、柔道・B組は、優勝が御坊警察署、準優勝が機動隊、3位が有田湯浅警察署でした。
また、剣道・A組は、優勝が田辺警察署、準優勝が新宮警察署、3位が警察学校、剣道・B組は、優勝が岩出警察署、準優勝が海南警察署、3位が御坊警察署でした。
和歌山県警察本部教養課の松尾一郎(まつお・いちろう)次席は、「警察術科の基本である柔道と剣道は、警察官の職務執行力を強化するために欠かせないもので、警察の力強さの原点。刑法犯認知件数がコロナ前の令和元年と同じ水準に戻りつつあるなど、厳しい治安情勢の中、柔道と剣道で培った職務執行力で犯人を制圧・検挙したい」と話しました。