第32回暴力追放県民・市民大会 4年ぶり通常開催

2023年11月09日 21時07分

イベント社会

暴力や犯罪のない安全で安心して暮らせる和歌山県の実現を目指す「第32回暴力追放県民・市民大会」がきょう(11/9)、和歌山市で開かれ、長年、暴力追放の取り組みを行ってきた個人や団体が表彰されました。

これは、和歌山県と和歌山市、県警察本部と公益財団法人・県暴力追放県民センターが主催したもので、4年ぶりに観客数などに制限のない通常開催となりました。

和歌山城ホールの小ホールで開かれた大会では、主催者として、和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事が挨拶し、「県内の暴力団の組織数などは減少し続けているが、暴力団による恐喝などの事件はいまでも起きており、県民の生活を脅かす危険は、いまでも潜んでいる。警察による取り締まりと合わせて、行政と県民が一体となって、暴力団排除に向けた機運を高めていきたい」と述べました。

挨拶する岸本知事
山﨑県警本部長も主催者として挨拶

この後、長年、暴力団排除の活動に取り組んできた個人や団体に対する表彰が行われ、このうち、近畿ブロック暴力追放功労者表彰の伝達では、橋本市暴力団追放推進委員会委員の小竹陽(こたけ・あきら)さんに対し、山﨑洋平(やまざき・ようへい)県警本部長から表彰状などが贈られました。

このほか、大会では、暴力団排除の活動に取り組んできた企業を表彰する優良企業顕彰や、今年度(2023年度)のポスターコンクールで最優秀に選ばれた作品を書いた中学生への表彰も行われました。

そして、「暴力団を利用しない、暴力団を恐れない、暴力団に金を出さない、暴力団と交際しない、という『暴力団追放3(さん)ない運動プラス1(ワン)』」の実践を目指す大会宣言が読み上げられ、会場の拍手で採択されました。

この後、特別公演が行われ、テレビ番組のコメンテーターなどで活躍する元・埼玉県警捜査一課の警部補、佐々木成三(ささき・なるみ)さんが「財産と命を守る~最新防犯マニュアル~」と題して講演し、特殊詐欺の手口にだまされないよう、私たちにできることを紹介しました。

閉会にあたって挨拶する和歌山県暴力追放県民センターの田谷節朗理事長

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