交通安全功労者・優良運転者等表彰式 和歌山市で開催
2023年11月08日 18時52分
交通安全意識の高い人や交通安全活動に携わる人たちの功績をたたえる、今年度(2023年度)の交通安全功労者・優良運転者等表彰式が、きょう(11月8日)、和歌山県和歌山市で開かれました。
これは、和歌山県警察本部と和歌山県交通安全協会が毎年共同で開いているもので、新型コロナウイルスの影響で、今年(2023年)が4年ぶりの通常開催となり、岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事らが来賓として出席する中、交通安全に功績のあった県内の22団体・165人が表彰されました。
和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれた式典では、和歌山県警の山﨑洋平(やまざき・ようへい)本部長から近畿交通栄誉章(えいよしょう)が、県・交通安全協会の松本公望(まつもと・きんもち)会長から緑十字銅章(りょくじゅうじどうしょう)がそれぞれ伝達されたほか、県の交通安全功労者や優良安全運転管理者、交通安全優良団体、学校などの代表者に表彰状や感謝状が贈られました。
そして、和歌山県警の山﨑本部長が挨拶し、「県内での人身事故は21年連続で減少しているが、高齢者の関係する事故が4割を占め、飲酒運転や、横断歩道での低い停止率など、依然として課題は山積している」と指摘した上で、「これから年末にかけて、日没前後の時間帯に発生する交通事故や、飲酒運転に伴う重大事故の発生が懸念される。今一度、気を引き締めて対策に取り組んでいくので、今後も支援と協力をお願いしたい」と述べました。
このあと、受賞者を代表して、交通安全功労者表彰の丸田敦子(まるた・あつこ)さんが交通安全宣言を読み上げ、「私たちは地域や家庭、学校、職場で子どもをはじめとする歩行者の安全確保や、歩行者保護と飲酒運転根絶への意識の向上、自転車の交通ルールを守ることの徹底、高齢者の交通事故防止の推進に努めます」と宣言しました。