首都名門バレエが再訪日へ「舞台から平和訴え」

2023年11月04日 16時35分

歴史・文化社会

「キエフ・バレエ」の名で知られる名門「ウクライナ国立バレエ」が来月(12月)から来年(2024年)1月にかけて日本を訪れ、和歌山県内や東京都内など全国9都市で公演を行います。

今回の公演では母国の不屈の抵抗を思い起こさせるような日本初演作も披露し「舞台から平和を訴えたい」と意気込んでいます。

キーウにある「ウクライナ国立バレエ」の本拠地「ウクライナ国立歌劇場」はロシアの侵攻を受けて一時閉鎖され、従軍する団員も出ましたが、昨年夏の海外公演再開の初舞台に日本が選ばれ、国内外に散り散りになっていた団員は日本で再会して公演が実現しました。

日本のファンらから集まった多くの義援金などを元手に新作の制作に着手し、この夏に再び日本各地で公演して苦境にあっても進化を続ける姿勢を示してきました。

この冬の公演では、なじみ深い「ドン・キホーテ」や「ジゼル」に加え、世界を支配しようとする雪の女王に対し、少女が立ち向かう愛と友情を描いたバレエ団オリジナル作品「雪の女王」が日本で初演されます。

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