佐藤春夫しのび筆供養 出身地の和歌山県新宮市で

2023年11月03日 19時42分

歴史・文化社会

和歌山県新宮市出身の作家、佐藤春夫(さとう・はるお)をしのぶ筆供養がきょう(11月3日)、新宮市内で営まれました。

これは、文化の日にあわせた市の主催行事で、およそ50人の市民が参列し、文化複合施設敷地内の石碑「筆塚」前に、使い古した筆を供えました。

石碑は、1966年に建立され、佐藤と親交が深かった詩人、堀口大学(ほりぐち・だいがく)が「筆塚」と揮毫(きごう)しました。石碑の下には、佐藤が愛用した万年筆と毛筆が納められています。

参列した県立新宮高校3年で書道部部長を務める関杏珠(せき・あんず)さん17歳は、「高校の先輩にあたる文学者の碑に筆を納めることができて、とても光栄です。書の上達を願いました」と話しました。

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