「紀の国わかやまものづくりフェア」和歌山市で4年ぶりに開催
2023年11月03日 19時49分
和歌山県内の熟練の職人や技能者と一緒にものづくりを体験出来る「紀の国わかやまものづくりフェア2023」が、文化の日のきょう(3日)和歌山市手平の和歌山ビッグウェーブで開かれ、大勢の親子連れで賑わいました。
これは、県・職業能力開発協会と県・技能士会連合会が主催して開いていて、新型コロナ禍による中断を経て、ことし(2023年)4年ぶりに再開されました。
会場には、木製のイスづくりや、銅版レリーフづくり、光る泥だんごづくりなど、20の体験ブースが開かれ、子どもたちが、職人や技能者の手ほどきを受けながら、釘を打ったり、のこぎりやかんなを使ったりして、夢中になってものづくり作業に取り組んでいました。
教える職人たちも「子どもたちと接することでこちらもパワーをもらえます。ものづくりを知ってもらえて嬉しい」と目を細めていました。
主催者で、県・職業能力開発協会の和中輝雄会長は「こどもの頃から、古くから続く伝統技術に触れてもらうことで、職人や技術者の仕事に魅力を感じてもらえたらうれしい。 来年の会場も押さえないといけないくらいだ」と手応えを感じた様子で語りました。
会場の外には、キッチンカーの飲食物販売や、植物の販売ブースなども開かれ、秋晴れのもと、大勢の家族連れが買い求めていました。