「和歌山こどもまんなか大会」初開催
2023年10月30日 17時21分
子育てと仕事を両立し、子どもや若者の利益を一番にした「こどもまんなか社会」づくりを考える和歌山県主催の「和歌山こどもまんなか大会」が、きょう(30日)午後、和歌山市の和歌山県民文化会館・小ホールで開かれ、企業の経営者や管理職、自治体職員らおよそ300人が参加しました。
これは、子どもや子育て中の人々が様々な制度やサービスを気兼ねなく利用出来るよう、地域社会や企業に意識改革を求める、国の「こどもまんなか宣言」を受け、和歌山県も子育てしやすい職場環境づくりや、こども食堂の設置などを促進する政策に力を入れていて、今回初めて、和歌山こどもまんなか大会を開いたものです。
きょうは、はじめに、こども家庭庁を所管する加藤鮎子(あゆこ)内閣府特命担当大臣のビデオメッセージが紹介されたのに続いて、和歌山県の岸本周平知事が「価値観はどんどん変わるなかで、子どもには勉強やスポーツ、文化など、あらゆる得意分野を自由に伸ばしてもらえるよう、われわれ行政もこれまでの価値観を改め、県民の幸せを実現したい」とあいさつしました。
続いて、こども家庭庁の小宮義之(よしゆき)長官官房長が「こども政策の展望と課題」と題して基調講演し、こども家庭庁が取り組む政策や、子育て支援の課題などについて説明しました。
記念講演では、株式会社ワークライフバランスの小室淑恵(よしえ)社長が「子どもたちの未来を作る働き方改革!」をテーマに、男性の育児休暇や勤務間インターバルなど、誰が休んでも回る職場づくりの秘訣についてアドバイスしました。