地域バス和歌山市内2路線で1日から運行/和歌山
2023年10月26日 19時14分
和歌山市は来月(11月)1日から和歌山市北部の2つの地域で地域バスを運行することを発表しました。
和歌山市の尾花正啓市長が定例会見で明らかにしました。
運行する路線は、JR六十谷駅と主に有功地区にある高台の住宅地を結ぶ路線と南海加太線の八幡前駅やわかやま労災病院と木の本地区にある高台の住宅地などを結ぶ路線です。
いずれの路線も事前の実証実験で運行を開始するために必要な一定の利用客があり、地元の住民などでつくる協議会の意見を聞き運行を決めたものです。
計画では、主に月曜日から土曜日に1日上下6便が運行されることになっていて、料金は大人200円、小学生が100円で、70歳以上の高齢者や障害者手帳を持っている人、未就学児は無料です。
いずれの路線も地元にあるスーパーマーケットを経由したり最寄り駅での乗り継ぎの便宜を図るなど工夫しています。
運行の期限は決めていませんが、2年間一定の利用がないと、ほかの交通手段を検討することになります。
和歌山市では川永地区でも地元のショッピングセンターなどを結ぶ同様のバスの運行を検討していて、近く実証実験をしたい考えです。
和歌山市の尾花市長は、買い物や通院などでの幅広い利用を呼びかけていて、公共交通機関がない他の地域でも地元の実情に合った公共交通手段を検討していくとしています。