リヤカー日本一周に挑戦中 63歳男性が番組出演
2023年10月25日 19時31分
リヤカーを引いて日本一周に挑戦している鹿児島県の63歳の男性が、きょう(10月25日)、和歌山市に入り和歌山放送の番組に出演しました。
リヤカーを引いて日本一周を目指し歩き続けているのは、鹿児島県霧島市の有尾義幸(ありお・よしゆき)さん63歳です。
有尾さんは、学生時代に徒歩や自転車で鹿児島県から北海道まで日本を縦断した経験があり、還暦を機に日本一周を決意し、2020年2月にリヤカーに荷物を積んで鹿児島県を出発しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で、2ヶ月後に福岡県で一時、中断し、今年(2023年)2月に再出発しました。そして日本海側を進み、北海道から太平洋岸を回って三重県から和歌山県新宮市に入り、紀伊半島の海岸沿いを巡ってきました。
この間、印南町や海南市で有尾さんと出会った和歌山放送のリスナーから情報が寄せられ、和歌山市に入ったきょう、有尾さんが和歌山放送を訪れ、昼のワイド番組「すみたにの全開 水曜日」に出演しました。
この中で、有尾さんは、「一人でずっと旅を続ける中で、いろんな人に声をかけてもらえることがありがたいことと感じるようになった」と話し、「那智勝浦町では、地元の人に、那智の滝を見るよう強く勧められ立ち寄ったが、日本一の高さに感動し、見に来てよかったと思った」と話しました。
また、有尾さんは、「鹿児島に帰ったら、地元の小中学校で自分の体験談を話してみたい。こんなおじさんでもやりたいことができるんだ、ということを示し、子どもたちに挑戦してもらいたい」と語りました。
有尾さんは、あすフェリーで徳島県に渡り、四国を回って兵庫県に移動し、瀬戸内から九州へ入って南へ下り、沖縄県を一周した後、鹿児島県に帰ることにしています。