和歌山・大桑教育文化財団創立30周年記念式典

2023年10月24日 19時28分

スポーツ教育歴史・文化社会

和歌山県出身の大学生や、芸術・文化・スポーツ活動に励む個人や団体を支援している、大桑教育文化財団の創立30周年を記念する式典が、きょう(24日)和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれました。

式典のもよう(10月24日・和歌山市・アバローム紀の国)

大桑教育文化財団は、株式会社オークワの創業者、故・大桑()勇(おおくわ・いさむ)()氏が1993年5月に設立した公益財団法人で、これまでに、経済的に困窮している大学生に対する返済の必要の無い「育英奨学金」の給付や、文化・芸術・スポーツの分野で活躍する個人や団体に対する援助をはじめ、留学生への支援や、国体など大規模な祭典への協賛、東日本大震災で被災した児童や生徒への支援なども行ってきました。

大桑教育文化財団の大桑弘嗣理事長

きょうの記念式典には、和歌山県の岸本()()()知事や和歌山市の尾花()正啓()市長をはじめ、多くの文化・教育関係者が来賓として出席し、財団の大桑弘嗣()(おおくわ・ひろつぐ)理事長が「財団創立以来30年間の援助総額はおよそ9億8千万円にのぼる。支援した学生の成長や喜びの声が最も嬉しい。これからも地域社会の発展を願って、人材の育成や文化の向上、スポーツの振興、伝統文化の保持や国際交流の推進を支援し、40周年、50周年と続けていきたい」と述べました。

続いて、財団の支援を受けた人々を代表して、2006年度の奨学金で大阪教育大学に進学し、現在、奈良県立御所()(ごせ)実業高校機械科教諭の堀田()())(ほった・りょうすけ)さんと、2015年度の大桑文化奨励賞を受賞した洋画家の土井()久幸(どい・ひさゆき)()さんがお礼のあいさつを行い、財団がもたらした縁の大切さや、支援のおかげで広がった活動への感謝を述べ、それぞれの分野での恩返しに励むことを誓いました。

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