和歌山市の東洋ライスと大阪府田尻町が健康増進で包括連携協定
2023年10月23日 18時23分
「金芽米(きんめまい)」で有名な和歌山市の東洋ライスと、関西国際空港の対岸にある大阪府田尻町(たじりちょう)は、きょう(23日)住民の健康づくりで協力する包括連携協定を締結しました。
東洋ライスは、2013年、田尻町に「リンクウ精米工場」を稼働させた一方、田尻町はことし(2023年)町制施行70周年を迎え、これらを機に、食育や住民の健康増進で協力する取り組みを企画し、きょう、包括連携協定が締結されたものです。
協定では、来年(2024年)1月から、金芽米に加工した地場産のお米を田尻町立の小・中学校の給食で提供するほか、住民の高血圧や認知症の改善を図るため、老人ホームや学校で食の健康教室の開催を両者が協力して進めることなどを定めています。
きょう午前、田尻町役場で、栗山美政(くりやま・よしまさ)町長と、東洋ライスの阪本哲生(さかもと・てつお)副社長が協定書にサインしました。
栗山町長は「大変嬉しく思う。子どもの学校給食で金芽米を提供することや、特産のタマネギ「吉見早生(よしみわせ)」栽培の活性化に金芽米のとぎ汁を活用する実証実験などを行い、食育や産業振興、住民の健康づくりをさらに推進したい」とあいさつしました。
阪本副社長は「きょうがスタートの時。田尻町と協力して、健康増進に貢献したい」と意気込みを語りました。
東洋ライスが、全国の市町村とこのような包括連携協定を結ぶのは、今回で5例目となります。