南海トラフ観測網 工事で地震速報に遅れの可能性
2023年10月20日 18時34分
気象庁はきょう(10月20日)、南海トラフ巨大地震に備えた観測網の整備工事に伴う作業が行われる今月(10月)25日から11月20日にかけて、和歌山県潮岬から高知県室戸岬の沖合周辺を震源とする地震が起きた場合に、緊急地震速報の発表が、平常時より最大で13秒遅れる可能性があると発表しました。
高知県沖から日向灘にかけて、地震・津波観測網「N―net」を新設する工事で、作業工程の一部が隣接する地震・津波観測監視システム「DONET」に影響します。
「N―net」は、防災科学技術研究所が整備し、2025年3月末に完成する予定です。