万博関連の情報<発信:和歌山県>

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田辺市で地域づくりネットワーク和歌山県協議会の研修交流会

2023年10月20日 18時34分

イベント社会

和歌山県内各地で地域づくりに励む民間の団体と行政との交流促進や情報交換をはかる「地域づくりネットワーク和歌山県協議会」主催の研修交流会が、きょう(20日)午後、田辺市上の山()の田辺スポーツパーク・多目的ホールで開かれました。

きょうの研修交流会のもよう(10月20日・田辺スポーツパーク・多目的ホール)

この協議会は、和歌山県を事務局に、県の地域振興監()を会長として組織されたもので、きょうの会には、地域づくり活動団体のメンバーや行政の職員など、地域づくりに興味のあるおよそ50人が参加しました。

中島淳さん

はじめに、印南町()古座川町()などで地域づくりのアドバイザーとして活動している、内閣府・地域活性化伝道師の中島()()(なかしま・じゅん)さんが「地域づくりの主体形成と継続的仕組みづくり」と題して講演しました。

この中で中島さんは、印南町の地域おこし活動を例に「『住んでよし、訪れてよし』の地域づくりが重要で、地元住民が率先して自分の地域の良さに気付き、誇りを持って暮らして発信を続けていると、おのずとほかの地域の人が訪れたい、応援したいと思ってやってきます」と述べました。

そして、関係人口を増やすために「誰の共感を得たいか、誰に伝えたいのか、なぜその活動が大切なのかを再確認するべき。行政をあてにするのではなく、まずは自分たちでもがいてやってみることです。周囲で見ている人も含め、3割の人を仲間に取り込めたら成功です」と提言しました。

「いなみの料理広め隊」の「かきまでご飯の素」
「口熊野かみとんだ山桃会」のヤマモモ製品

続いて行われた事例紹介では、印南町の「いなみの料理広め隊」の代表が郷土料理の混ぜご飯『かきまでご飯の()』の開発に、上富田町()の「口熊野かみとんだ山桃会()」の代表が町内で採れるヤマモモのシロップやジャムの開発にそれぞれ取り組んだ経緯を説明しました。

このあと、参加者がグループに分かれて、普段の活動内容や地域の課題などについて話し合いました。

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