和歌山市の中学校で防災防犯啓発講座
2023年10月18日 18時42分
警察官や消防団員が、中学生に防犯や防災について実技を交えて教える特別授業が、きょう(18日)和歌山市立東和中学校で開かれ、1年生およそ100人が参加しました。
これは、中学生の防犯・防災意識を高めようと、和歌山東警察署が企画した取り組みです。
はじめに、2011年に発生した東日本大震災や紀伊半島大水害で機動隊員として出動した、和歌山県警・警備課の井口潔(いぐち・きよし)津波避難推進官が、宮城県気仙沼市(けせんぬまし)での捜索活動の様子を紹介し、一刻も早い高台避難の重要性を訴えました。
また、救助用ロープの結び方を教わったり、特殊なロープで乗用車を引っ張る体験、それに、毛布を折りたたんで負傷者を運ぶ簡易担架をつくる体験も行われ、1年生らは警察官の指導を受けながら、興味津々で取り組んでいました。
参加した生徒は「毛布で意外と人を持ち上げられるのは驚きました。南海トラフ巨大地震が近づいているので、きょうの授業で教わったことを活かしたい」と感想を話していました。
きょうはこのほか、地元の消防団が消防団活動を紹介したほか、和歌山東警察署の警察官がネット犯罪や大麻の危険性について紹介しました。