滑走路点検の自動化実験 和歌山県・南紀白浜空港で

2023年10月17日 20時00分

交通社会

白浜町にある南紀白浜空港で、自動車の自動運転技術とAIを使って滑走路の点検を自動化する実証実験がきょう(10月17日)、スタートしました。

実証実験では、完全自動運転のEV=電気自動車の助手席に保安要員が乗り込みますが、近い将来、要員らが乗車せずに車両を走行させ、空港運営の合理化や効率化を目指します。

実験は、空港の運用時間外にルートや速度などを設定し、EVの助手席に保安要員が乗って、幅45メートル、全長2キロの滑走路を走行するものです。そして、撮影した滑走路の画像データをAIが分析し、滑走路に発生しているひび割れ箇所などを把握し、将来的には、空港運営の合理化や効率化を目指します。

実証実験の担当者は、「完全無人化によって、地方空港の技術と人材確保の問題をカバーできる。来年度中をめどに実現したい」と話しています。

南紀白浜空港は、東京の羽田空港との間で、1日往復の運航が行われています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55