和歌山県「安全・安心まちづくり功労者表彰伝達式」
2023年10月13日 19時49分
全国で地域の防犯に功績のあった個人や団体のうち和歌山県の受賞者を表彰する、今年度(2023年度)の「安全・安心まちづくり功労者表彰伝達式」が、きょう(13日)和歌山市茶屋ノ丁の和歌山県自治会館で開かれました。
これは、毎年10月の「全国地域安全運動」に合わせて警察庁や全国防犯協会連合会が 全国各地の防犯功労者や団体を表彰しているもので、今年度、和歌山県からは、防犯功労者9人と、防犯功労団体、功労ボランティア団体にそれぞれ1団体が選ばれ、和歌山県警察本部の山﨑洋平(やまざき・ようへい)本部長から表彰状が伝達されました。
このうち、防犯功労者の最高峰・金章には、20年以上にわたって、和歌山市片男波(かたおなみ)地区の自治会による地域防犯グループ「8の字会」を主導してきた玉置成夫(たまき・しげお)さん86歳が選ばれました。
また、きょうは、県警察本部がことし初めて企画した、県内の中学生と高校生による、長さ30秒の自転車の鍵かけ啓発動画のコンテスト「自転車鍵かけ爆上げMOVIEコンテスト2023」の入賞作品の表彰式も行われ、中学校の部では海南市立下津(しもつ)第一中学校が、高等学校の部では県立那賀(なが)高校がそれぞれ最優秀賞に輝き、山﨑県警本部長から賞状と盾が贈られました。
下津第一中学校3年の大前蒼空(そら)さんは「私たちが普段から心がけている鍵かけの大事さを伝えられたと思います」と喜びを語りました。
那賀高校2年の武田優季(ゆうき)さんは「僕ら放送部員が面白くて学べる作品を目指しました。自転車の盗難被害は結構身近で、他人事ではないと訴えたかった」と作品への思いを語りました。
このほか、中学校の部では優秀賞に県立桐蔭中学校と、有田市立文成中学校が、高等学校の部では優秀賞に県立日高高校と県立向陽高校が選ばれ、入賞作品は、和歌山県警の公式サイトなどで自転車盗防止の啓発動画として公開される予定です。