和歌山市園部地区にイノシシ出没注意
2023年10月12日 11時31分
和歌山市北部の園部(そのべ)地区では、先月(9月)下旬ごろからイノシシが出没していると住民からの通報が相次いでいて、警察や和歌山市が注意を呼びかけています。
和歌山東警察署によりますと、園部地区の住民から、先月下旬ごろから頻繁にイノシシの目撃情報が寄せられています。
イノシシは体長およそ60センチぐらいとみられる中型の1頭で、和歌山市立有功(いさお)小学校近くの園部公園の周辺で複数の目撃情報があるということです。
現場の周辺は田んぼなどが点在する住宅街で、和歌山放送に寄せられた情報では、イネを刈り終わった田んぼで雑草を食べるイノシシの姿を確認したということです。
害獣駆除を担当している和歌山市農林水産課では、目撃情報を受け、猟友会や警察と情報を共有し、見回りを強化しています。
しかし、現場は住宅街で猟銃での駆除が出来ないため、餌を置いた檻を仕掛けていますが、農林水産課では「イノシシも賢く、わなを見破って農作物などを食い荒らしている状況だ」と話し、苦慮しています。
そして「もしもイノシシ見つけたときは、あわてず後ずさりをするなど、刺激しないようにして欲しい。また、餌になるものを外に置かないよう、とくに、生ゴミの収集場所へゴミを前日の夜に出すことは避けて欲しい」と呼びかけ、引き続き情報の提供を求めています。
和歌山市農林水産課の電話番号は073(435)1049番です。