串本・大島沖で航行不能の船、港へ曳航

2023年10月10日 18時54分

事件・事故社会

おととい(10月8日)、串本町の大島沖で、大阪へ向かって台船を曳航していた船が、航行不能になった事故で、沖合を漂流していた船がタグボートに曳航され、きょう(10月10日)午前、串本港に着岸しました。

この事故は、おととい午後1時半頃、串本町の大島の東、およそ2キロの沖合で、台船を曳航していた「第十八南海丸(なんかいまる)」19・8トンがエンジンや発電機の故障で航行不能となったもので、船を所有する神奈川県の会社を通じて救助要請を受けた串本海上保安署などが、乗船していた3人を救助するとともに、漂流する船を監視して、近くを航行する船に注意を呼びかけ、行方がわからなくなった台船を探していました。

串本海上保安署によりますと、漂流していた船は、きのう夕方から船会社が用意したタグボートで曳航され、きょう午前7時40分頃、串本港に着岸しました。この船に浸水や油の流出はないということです。

一方、行方が分からなくなった台船は、紀伊大島の樫野漁港の西およそ450メートルの海岸に座礁しているのが見つかり、海岸に乗り上げた台船を移動させるため、現在、船会社が専門家による現地調査を行っています。

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