御船祭の早船蔵出し 熊野速玉大社

2023年10月09日 18時37分

歴史・文化社会

新宮市の世界遺産、熊野速玉大社できょう(9日)、今月(10月)16日に執り行われる「御船祭(みふねまつり)」の早船競漕(きょうそう)で使われる木造船9隻が、かいをこぐ若者らの手で境内の倉庫から出されました。

9隻は長さおよそ9メートル、最大幅およそ1・5メートルで、スギやヒノキで作られています。

早船競漕は祭りのクライマックスを飾る行事で、各地区名が書かれたのぼりを掲げ、若者が11人ずつ乗り込み、近くの熊野川で速さを競います。

16日午後4時半ごろスタートし、およそ1・6キロ上流の御船島を3周します。

去年優勝した王子(おうじ)地区の会社員西村雄作(にしむら・ゆうさく)さんは「船を出す作業に参加し、気持ちが引き締まった。目標は連覇」と話していました。

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