智辯学園和歌山小学校で財政と税の出前授業
2023年10月04日 18時22分
和歌山財務事務所と和歌山税務署の職員による、小学6年生に財政や税について教える出前授業が、きょう(4日)和歌山市冬野の智辯学園和歌山小学校で開かれました。
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これは、子どもたちに、国や社会基盤を支える税制や財政について学んでもらおうと、近畿財務局・和歌山財務事務所と和歌山市租税教育推進協議会が主催したものです。

出前授業では、日本の年間の国家予算規模や、海外の税政などについてクイズ形式で紹介されました。

続いて、グループワークが行われ、児童たちが日本の財務大臣になったと想定し、財務事務所の職員のアドバイスを受けながら、社会保障や教育などの予算、消費税率などの増減を話し合ってそれぞれ予算案を編成し、発表しました。

6年生の山田結生(やまだ・ゆい)さんと加納恒和(かのう・つねかず)くんは「国の借金を減らすために消費税率を上げる一方で、防衛予算を減額したり教育や地方への交付金に充てることで、地方の負担軽減にもつなげます。実際に税率や予算を加減するのは難しいけど、授業でこういった事が学べて楽しいです」と話していました。
和歌山財務事務所の小林恭子(きょうこ)企画係長は「税務署とコラボすることで、密接な関係のある税と財源をよりわかりやすく学んでもらえる。要望があれば、出前授業の輪をさらに拡げたい」と話しています。
きょうの出前授業は、財務省が作成した「財政教育プログラム」に沿って展開され、和歌山県をはじめ全国の小学校で出前授業が行われています。