JICA海外協力隊員が和歌山県の岸本知事を表敬訪問

2023年10月03日 19時18分

政治歴史・文化社会

JICA(ジャイカ)()・国際協力機構の青年海外協力隊として、海外での活動を終えた隊員と、これから海外へ向かう隊員が、きょう(3日)そろって、和歌山県庁の岸本周平知事を表敬訪問しました。

岸本知事(中央)を挟んでの記念撮影(左:原奈央さん・右:脇田祐輔さん・10月3日・和歌山県庁・知事室)

表敬訪問したのは、2019年1月から2020年3月までと、新型コロナ禍をはさんで、ことし(2023年)2月から3月までの間、ポリネシアのサモア共和国で勉強の苦手な小学生に少人数クラスでの授業を行った、和歌山市の原奈央(はら・なお)()さん31歳と、来月(11月)から2年間、西アフリカのベナン共和国で小学校での授業の支援や改善、運動会や発表会などの行事や活動の企画などを行う、和歌山市の脇田()())(わきた・ゆうすけ)さん24歳です。

大学生の頃、バングラデシュからの留学生との出会いがきっかけで海外に興味を抱いた原さんは、サモアでの活動をふりかえり「現地の小学校の職員と一緒になって、子どもたちに算数や理科を教えたりしました。JICAと縁あって念願が叶いました」と話していました。

一方、これからベナンへ向かう脇田さんは「大学院で、ベナンの隣のブルキナファソからの留学生と出会い、交流したのがきっかけで興味を持ちました」と述べ、現地の小学生との出会いを心待ちにしていました。

岸本知事は「私も30代後半にようやくアメリカでの生活を体験したが、みんなそれぞれの人生や家族との時間を大切にしている。和歌山からもどんどん若い世代が海外を目指して欲しいし、JICAの活動を応援したい」と話していました。

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