JAわかやま合併30周年記念式典
2023年10月01日 17時57分
和歌山市内の農業を管轄するJAわかやまが、きょう(10月1日)合併30周年を迎え、和歌山市の和歌山城ホールで、記念式典が開かれました。
JAわかやまは、30年前の1993年10月1日に、旧・JA加太(かだ)・和歌山河西(かせい)・和歌山北・和歌山東・和歌山市中央・和歌山市の6団体が合併して発足したのち、1999年4月には旧・JA雑賀(さいか)とも合併して、現在のかたちになりました。
これまでに、生産量全国2位の新しょうがを使った「生姜丸しぼり 和歌山ジンジャーエール」の開発や「わかやま布引だいこん」のGI・地理的表示保護制度の認定など、和歌山市内の優れた農産品の発信や六次産業化の推進に努めてきました。
きょうの記念式典には、和歌山県の岸本周平知事や和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長、それにJAグループ和歌山の次本圭吾代表理事会長ら来賓が出席し、はじめに、JAわかやまの坂東紀好(ばんどう・のりよし)代表理事組合長が「幾多の試練や社会の変化とニーズに対応する30年の道のりだった。変革する時代のなかで、地域社会の核として強固なJA組織の構築にまい進する」とあいさつしました。
和歌山市の尾花市長は祝辞で「和歌山市は農業振興とともに、農業を支える集落の活性化を重要視し、浸水対策や空き家問題、公共交通問題などの対策として、地域ごとに拠点を集約し、コミュニティの維持に努めたい」と述べました。
このほか記念式典では、作家で政治評論家の竹田恒泰さんが「日本人の底力」と題して講演しました。
JAわかやまでは、合併30周年を記念して、来月(11月)12日に和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで記念イベントを開くほか、農産物直売所「愛菜てまりっこ」で感謝セールを行います。