今夜（２９日）の和歌山県は、概ね晴れそうで、各地で中秋の名月が見られそうです。

中秋の名月は、旧暦８月１５日の月のことで、定義が異なるので満月とは限りませんが、今年（２０２３年）は満月となっています。

和歌山市では、日の入りの４分後、まだ明るさが残る午後５時５１分に、ほぼ真東(まひがし)から昇ってきます。

中秋の名月は、秋の澄んだ夜空に輝く月に、作物や団子を供え、収穫に感謝したり、平安時代には、「観月祭(かんげつさい)」として、宮中などで貴族が管弦を楽しんだり、和歌を詠むなどしたとされます。

近年は、月見団子の需要が高く、和菓子店やスーパー、コンビニなどで、盛んに販売されています。

今年（２０２３年）は、例年に比べ、気温が高めのため、月の出の頃は、寒さを気にせず、月を眺めることができそうですが、夜が深まるに連れ、気温が下がってくるので、観月には、服装に注意が必要です。