和歌山県内で検挙1件、指導警告141件 全国一斉自転車取締り

2023年09月26日 19時29分

交通社会

和歌山県警察本部はきのう(9月25日)夕方、自転車の取締りを県内各地で一斉に行い、1件を検挙したほか、141件の指導警告を行いました。

県警交通指導課によりますと、きのうの取締りは、全国一斉に実施された自転車指導取締りの一環で、和歌山県内では、午後4時から6時まの間、12の警察署すべての管内で行われ、自転車の指導啓発重点地区15ヶ所にあわせて71人の警察官が出て取締りにあたりました。

その結果、自転車に乗りながら携帯電話を使用し、進入した交差点で一時停止しなかった1人を検挙したほか、141件の指導警告を行いました。

1人が検挙されたのは、複数の違反をしていたためで、今後、検察庁に事件送致され、罰金刑を受けるかどうかが判断されます。

また、指導警告の内訳は、自転車が2台並んで走る並走禁止が50件、交差点での一時不停止が35件、右側通行が20件、踏切の不停止が14件、携帯電話使用が8件、二人乗りが3件、信号無視が1件などとなっています。

県警交通指導課の長谷規央(ながたに・のりお)次席は、「交通事故全体の件数が減る中、交通事故に占める自転車が関係する事故の割合は、増加傾向にあり、その事故の中には、自転車側に何らかの交通違反のあるケースが多い。交差点で一時停止しなかったことで、自動車と衝突して自分がケガをしたり、バイクと衝突して相手にもケガをさせることがある」と指摘しました。その上で、長谷(ながたに)次席は、「誰もが安心して道路を利用できるよう引き続き、危険な自転車走行に対する取り締まりを強化していく」と話しました。

和歌山県警では、警察署ごとに、日頃から自転車の取締りを行っていて、今年4月には、県内12の警察署すべてにそれぞれ1人ずつ、「B―CAP(ビー・キャップ)」と呼ばれる自転車取締指導者を指定し、配置しています。

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