和歌山市・外国人留学生向けの防災講座

2023年09月26日 19時30分

政治災害・防災社会

和歌山市内にある専門学校に通う外国人留学生に向けた防災講座が、きょう(26日)和歌山城ホールで開かれ、およそ80人が参加しました。

ハザードマップを確認する留学生ら(9月26日・和歌山市・和歌山城ホール)

これは、日本の生活習慣に慣れていない外国人留学生に、災害の基礎知識や災害時の適切な行動を学んでもらおうと、和歌山市と和歌山グローバルビジネスカレッジの共催で、ことし(2023年度)初めて開かれたものです。

座学のもよう

きょうの講座では、和歌山市地域安全課と国際交流課の職員が講師となり、地震や津波の災害についてや、防災の備えの大切さをスライドで説明しました。

古新聞で簡易トイレづくりを教わる留学生ら

続いて、留学生たちが5つのグループに分かれて、非常用グッズやハザードマップの紹介、 古新聞で簡易トイレとケガ防止用のスリッパづくり、段ボールベッドの組み立て方、非常食の説明をそれぞれ受けました。

段ボールベッドに寝てみる留学生

完成した段ボールベッドで実際に寝たフィリピン出身の男性は「段ボールベッドの強度にはとても驚きました。日本の地震や津波がたくさん起こるので、自分の身を守ることがとても大切だと思います」と話していました。

留学生に防災の大切さを語る尾花市長

講座には、和歌山市の尾花()正啓()市長や、和歌山グローバルビジネスカレッジの坂本()順一()理事長も出席し、留学生に、突然やってくる自然災害への備えと、防災意識を高く持つことの大切さを訴えました。

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