秋の彼岸・田辺市のお寺で法要とコンサート/和歌山
2023年09月23日 18時30分
秋分の日のきょう(23日)田辺市の寺院で秋の彼岸の法要に続いて檀家が参加してのコンサートが開かれ、参加者がジャズやアニメソングに合わせて木魚をたたいて、楽しいひとときを過ごしました。
これは、田辺市古尾にある浄土宗のお寺・龍泉寺(りゅうせんじ)が、毎年春と秋の彼岸の法要のあとに、参列者にお寺に親しんでもらおうと開いている恒例行事です。
龍泉寺の本堂で開かれたコンサートでは、檀家およそ30人が集まるなか、エレクトーンや、チェロ、オカリナの演奏が繰り広げられ、ジャズの名曲「聖者の行進」やアニメ「となりのトトロ」の主題歌に合わせて、参加者ひとりひとりが木魚をたたいたり、童謡「村祭り」や「ふるさと」の演奏で一緒に口ずさんだりしながら、コンサートを楽しんでいました。
龍泉寺住職で、ブラジル・サンパウロ出身の日系三世・田中芳道(ほうどう)さん、本名、田中実(みのる)マルコスさん54歳は、少年時代から日本のお寺や僧侶に興味を持ち、来日して僧侶になる夢を田辺市で叶えました。
コンサートでは自らも歌を披露した田中さんは「日本の文化と仏教の魅力を、楽しく多くの人に知ってもらいたいと思っています。田辺の人々にもあたたかく支えて頂いています」と話していました。