和歌山県「女性活躍企業同盟」参加企業・団体の交流会
2023年09月22日 18時51分
女性の積極的な登用や子育て支援など、企業内での女性の活躍を促進している和歌山県内の企業による「女性活躍企業同盟」に参加している企業や団体の交流会が、きょう(22日)午後、和歌山市の県民文化会館で開かれました。
女性活躍企業同盟は、和歌山県が2017年度に創設した制度で、企業内での女性の積極的な登用や子育て支援など働きやすい環境の構築に尽力する県内企業を募集し、登録する制度で、先月(8月)末現在で930企業が登録しています。
きょうの交流会には民間企業17社の担当者と県の職員が参加し、はじめに公益財団法人・21世紀職業財団・関西事務所の佐野由美(ゆみ)所長の講演が行われました。
佐野所長は「女性がイキイキと活躍するために~アンコンシャス・バイアスを意識する」と題して、人口減少が進み、より多様性が求められる社会で、男性だから、女性だからという固定概念からいかに解放された考え方を個人や企業で共有し「仕事の継続とキャリア形成の両立が出来てこそ。最も身近な性別の差すら乗り越えられないのでは、女性活躍社会はあり得ない」と強調しました。
このあと、参加者同士でそれぞれの企業の取り組みなどを話し合う意見交換が行われました。
参加した企業の担当者は「自分の“当たり前”は他人にとって普通では無いこともあるので、意識していきたい」「社員採用の募集がなかなか来ない、という声もあるが、これからは、男女や外国人、障害者も含めて、あらゆる人々の可能性を視野に入れなければ、とくに企業のトップにそれが求められると思いました」などと話していました。
県では、引き続き、女性活躍企業同盟に参加する県内の企業や団体を募集していて、詳しくは、県・青少年・男女共同参画課のウェブサイトに掲載されています。