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秋の交通安全運動スタート 吹奏楽の演奏にあわせて啓発 

2023年09月21日 19時26分

交通社会

「夕暮れ時と夜間の交通事故防止」などを重点目標とする、秋の全国交通安全運動がきょう(9月21日)から10日間の日程で始まり、初日のきょう、和歌山県内では、各地で啓発活動が行われました。

啓発活動で「上を向いて歩こう」などを演奏する和歌山大学吹奏楽部のメンバー

このうち、和歌山市中のイオンモール和歌山では、きょう午後3時半から和歌山大学吹奏楽団による演奏が繰り広げられる中、交通安全母の会や交通指導員会のボランティアをはじめ、和歌山県の職員や和歌山北警察署の警察官らあわせておよそ50人が、買い物客に缶バッジや反射材のついたキーホルダーなどの啓発グッズを配布しました。

啓発グッズを渡す和歌山県職員(2023年9月21日・イオンモール和歌山で)

啓発活動が行われたセンタールーフ広場では、訪れた人が、展示されているパトカーに体験乗車したり、自動車や自転車のシミュレータ―を搭載した「きのくに安全号」で、街の中を走る体験をしたりしていました。

和歌山県内で今年(2023年)これまでに発生した交通事故の数は921件で、去年より52件減少していますが、交通事故による死者の数は、去年より7人増えて22人となっています。なかでも二輪車による事故で死亡した人が9人いて、去年の2倍以上となっています。

和歌山北警察署の木岡弘和(きおか・ひろかず)交通課長は、「この時期、日の入りが早まることで、夕暮れ・夜間の交通事故の増加が懸念されるので、ドライバーの皆さんには、早めのライトの点灯で、歩行者の皆さんには、反射材の活用でそれぞれ交通事故に注意してほしい」と呼びかけました。

秋の全国交通安全運動の重点は、●こどもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保、●夕暮れ時と夜間の交通事故防止・飲酒運転の根絶、●自転車乗車時などのヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底の3つで、きょうから今月(9月)30日までの10日間、行われます。

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