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20階建てタワーマンション 和歌山県に初建設

2023年09月20日 11時58分

社会経済

和歌山県内で初めてとなる20階建てのタワーマンションが建設されることになり、きのう(9月19日)、和歌山市で概要の発表会が開かれました。

和歌山城ホール・大会議室で開かれた発表会(2023年9月19日)

きのう和歌山市の和歌山城ホール・大会議室で開かれた発表会では、はじめにマンションを建設する、NTT都市開発の松本順一(まつもと・じゅんいち)関西支店長が挨拶し、「地域活性化の起爆剤になるような物件にしたい」と話しました。

新たなタワーマンション「ウエリスタワー和歌山城北」は、和歌山県内で初となる地上20階建てで、南海和歌山市駅から徒歩5分の和歌山市橋丁に建設されます。

会場に展示された実物の40分の1の模型

NTT都市開発による概要説明では、マンションが建設される場所は、博物学者の南方熊楠・生誕の地で、マンションの19階には、スカイラウンジがあり、和歌山市を一望することができるということです。

また、このマンションは、環境への負荷を減らすため、高断熱と省エネで年間の消費エネルギー量の収支をゼロに近づける共同住宅「ZEH‐M(ゼッチ・エム)」として、和歌山県内で初めて建設される予定です。

「ウエリスタワー和歌山城北」の戸数は92で、再来年、2025年1月に完成します。販売などの詳しい内容については、ホームページか、電話0120・092・115で問い合わせに応じています。

ところで、きのうの発表会では、プレミア和歌山推奨品審査委員会の委員長で、フリープロデューサーの残間里江子(ざんま・りえこ)さんと和歌山大学副学長の足立基浩(あだち・もとひろ)教授、株式会社・紀州まちづくり舎の代表取締役、吉川誠人(よしかわ・まこと)さんによる対談が行われ、マンションが建設される中心市街地の現状や今後の発展について意見を交わしました。

この中で、足立教授は、「20年前に和歌山市の依頼を受けて中心市街地を歩く人を調査した時には、増える傾向はなかったが、この数年で、和歌山市に5つの大学ができるなどして街に若い人が増えている」と指摘しました。

また、吉川さんは、「市民参加のワークショップで、水辺に屋台のある風景を求められたので、来月(10月)、市堀川に屋台を出す社会実験を行うことになり、現在、出店者を募っている」と話しました。

そして、残間さんは、「ライフスタイルが多様化する中、高齢者の住まい方も変わってきていて、定年退職した後は、一戸建ての家を出て利便性の高いマンションへ移る人が増えている」と指摘しました。

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