由良町の生コン会社 産廃不法投棄で新たに1人逮捕

2023年09月18日 18時33分

事件・事故

日高町にあるコンクリート製品の製造、販売を行う会社の工場内に、産業廃棄物を不法に投棄したとして先月(8月)、会社の代表者ら4人が廃棄物処理法違反の疑いで和歌山県警察本部の生活環境課と御坊警察署に逮捕されましたが、きょう(18日)までに新たに会社役員が逮捕されました。

逮捕されたのは、由良町里(さと)にある株式会社セイシンの役員で、和歌山市和歌浦東1丁目に住む梅本奈甫(うめもと・なお)容疑者32歳です。

警察によりますと、梅本容疑者は、先月(8月)22日に逮捕された4人の容疑者と共謀して2020年1月頃から4月頃までの間、日高町志賀(しが)にある工場の敷地内にスラッジと呼ばれる汚泥や住宅の改築に伴い発生した木くずなどを埋めて不法に投棄した疑いです。

株式会社セイシンは、コンクリート製品を製造・販売する会社で、産業廃棄物の収集運搬や処分を行うための和歌山県の許可をとっておらず、産業廃棄物の処理にあたっては、専門の業者に依頼する必要があります。

警察では、去年(2022年)7月、産業廃棄物の不法投棄に関する告発を受理して捜査を開始し、今年(2023年)5月から6月にかけて2回にわたって工場の敷地内を掘り返した結果、コンクリートスラッジなどが埋められ、その上の地表部分がコンクリートで固められていることを確認しました。

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