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東京医療保健大学の和歌山看護学部と和歌山市消防局が合同災害訓練/和歌山

2023年09月14日 12時50分

災害・防災福祉・医療

和歌山市中心部の大学のひとつ、東京医療保健大学和歌山看護学部で、きょう(14日)和歌山市消防局と合同の災害対応訓練が行われました。

負傷者に状態を聞き取る看護学生ら(※訓練・9月14日・和歌山市・東京医療保健大学和歌山看護学部)

これは、大地震や津波などの大規模災害での消防隊の対応能力を高めるとともに、将来、医療現場で活躍する看護学生が、限られた人員や資機材で多くの命を救う災害医療を実践的に学ぶことを目的に、2020年から行われています。

ロープで吊り下げられる負傷者役の看護学生(※訓練)

訓練は、きょう午前9時ごろ、和歌山県南方沖を震源とする大規模地震が発生し、大学の建物が倒壊して多くの負傷者が出たとの想定で行われ、和歌山市消防局・中消防署の隊員らが負傷者役の看護学生をロープを使って建物の2階から1階に下ろしたり、ケガの状況を聞き取り、救助の優先順位を決めるトリアージを行ったりしました。

中消防署員からトリアージの方法を学ぶ看護学生ら(※訓練)

体育館では、看護学生も救急隊員の指導でトリアージを実践し、負傷者から状態を聞きながら、手当ての優先度を示す色の付いたカードをくくりつけました。

参加した3年生の女子学生は「負傷者をどのように触診すればいいのか、実際に行うのは難しいと感じました。病棟の看護の知識とは全く異なる災害医療の一端を体験出来たのは大きいです」と話していました。

訓練のようすを見守る和歌山看護学部の八島妙子学部長(左)

訓練を見守っていた、東京医療保健大学和歌山看護学部の八島()妙子(やしま・たえこ)()学部長は「知識では知っていることを実際にどのように役立てるかは、このような訓練が大変有効で、学生にとって大変良い機会です」と話しています。

きょうは、およそ50人の看護学生が参加しました。

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