和歌山県9月議会開会 台風災害復旧費用など 213億円増額補正予算案提出
2023年09月12日 19時20分
和歌山県は、この夏(2023年)県内に被害をもたらした台風2号と7号の災害対応費用などとして、一般会計の総額で213億3千万円を増額する補正予算案などを、きょう(12日)開会した9月定例県議会に提出しました。
財源は国の交付金と県債が中心で、主な支出は、災害対応ではおよそ83億円を計上し、災害救助法に基づく救助費用や遺族への災害弔慰金、壊れた農業施設や農道、林道、河川、道路、港湾、老人福祉施設や障害者支援施設などの復旧に充てています。
このほか、国庫補助による道路や港湾、砂防、漁港の改良事業に103億円、中小企業などを対象に、新分野参入や業種・業態転換などの事業再構築を支援する「県・事業再構築チャレンジ補助金」事業に8億円、来年(2024年)2月に和歌山市で開かれる「東京ガールズコレクション」の開催費用の一部負担金に2500万円、東京のアンテナショップ「わかやま紀州館」の改修に2752万円をそれぞれ計上しています。
さらに、トンネルの施工不良がわかった県道長井古座線「八郎山(はちろうやま)トンネル」の専門家による検討委員会の開催費用7700万円は、施工業者の負担で開くとしています。
岸本周平知事は冒頭「頻発する自然災害に備えた県土の強靱化に取り組む」と述べました。
また、9月定例県議会の会期は、きょうから今月28日までの17日間と決定しました。
和歌山放送では、きょうの県議会のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。