和歌山県田辺市「弁慶まつり」2023年の弁慶・玉虫役決まる

2023年09月11日 19時12分

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和歌山県田辺市生まれと伝えられる平安時代の豪傑・武蔵坊弁慶をたたえる「弁慶まつり」の実行委員会は、このほど(5日)、一般から公募したことし(2023年)の弁慶役と、弁慶の恋人・玉虫()役を発表しました。

弁慶まつりは、田辺商工会議所や田辺市などによる実行委員会が毎年秋に行っている市民まつりで、主役の弁慶と恋人の玉虫をはじめ、源義経()や弁慶の父・熊野別当湛増(くまのべっとう・たんぞう)()などの登場人物を一般から公募しています。  

35回目のことしは、主役の弁慶役に上富田町在住の介護職員・大野)()輝(こうき))さん29歳が、玉虫役にみなべ町の医療事務職員・中村()()月(みづき)()さん26歳がそれぞれ選ばれました。

弁慶役の大野さんは、身長177センチで、田辺工業高校ではラグビー部で活躍しながら、弁慶まつりでは、毎年、演劇に参加し、武将や山賊など、様々な脇役を演じてきましたが、満を持して主役の弁慶役に挑戦します。

玉虫役の中村さんは、仕事の合間を縫って大阪の声優養成所で演技の勉強をした経験を持ち、特設舞台で弁慶を一途に支えるヒロイン・玉虫を演じます。

大野さんは「中学3年の頃から自分が脇で見てきた歴代弁慶役の先輩たちに負けないよう、強くて優しい弁慶を演じたい」と意気込みを語りました。

中村さんは「演劇の勉強の成果を形として残したいと思い、応募しました。芯のある玉虫を演じられたら」と話しています。

第35回弁慶まつりは、来月(10月)6日と7日の2日間、田辺市の中心部で開催されます。大野さんと中村さんらが出演する「演劇・弁慶伝説」は、6日のよる6時半から、世界遺産・闘鶏神社の特設舞台で開演します。

7日には、田辺市の扇ヶ浜やアオイ通りなどで、よさこい踊りや、弁慶ゲタ踊りが行われるほか、扇ヶ浜での物産テント市やもちまき、そして、フィナーレを飾る田辺観光協会主催の田辺花火大会が、よる8時から扇ヶ浜で開かれ、大パノラマ花火をふくむおよそ3500発の花火が秋の夜空に輝きます。

弁慶まつりの詳しい情報は、公式サイトに随時掲載されます。

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