きょう（１０日）午後、新宮市で、市民ミュージカル「新宮城物語 丹鶴姫(たんかくひめ)語り」が上演されました。

これは、新宮市の歴史や文化を中心に、市民参加のミュージカルをつくっている一般社団法人「熊野新宮ミュージアム」が、江戸時代に新宮城主となった水野重仲(みずの・しげなか)を題材に制作した作品で、「新宮節(しんぐうぶし)」や「お祭り新宮節」など、地元になじみのある音楽も多く取り入れられていました。

会場の丹鶴ホールは、ほぼ満員の観客で埋まり、出演者らの芝居や踊りに、盛んな拍手がおくられていました。

新宮市在住の高校１年の男子生徒は「こんな歴史があることは知らなかった。お城について、いい勉強になった」と話し、５０代の女性は「みんな上手でした。とても良い機会でした」と話していました。

主催者で、脚本も担当した新宮市の高由香(たか・ゆか)さんは「無事に終わりホッとしています。今後もまた開催していきたいです」と話していました。