和歌山県・ワーケーション推進で韓国の釜山広域市と覚書
2023年09月05日 19時07分
観光地に滞在しながらゆったりと仕事し余暇にレジャーを楽しむ「ワーケーション」発祥の地・和歌山県は、同じくワーケーションに力を入れている韓国の釜山(プサン)広域市と、ワーケーションの普及と推進で協力する覚書を締結し、きょう(5日)和歌山県庁で締結式を開きました。
これは、韓国側が和歌山県に提案して実現したもので、釜山広域市では、現在、ホテルの建物を活用して「ワーケーションセンター」を稼働させるなど、和歌山県と同じく、ワーケーションを推進する政策に力を入れています。
きょう午前、県庁の正庁で開かれた締結式では、岸本周平知事と金亨駿(キム・ヒョンジュン)在大阪韓国総領事の立ち会いのもと、下宏(しも・ひろし)副知事と釜山広域市の安炳玧(アン・ビョンユン)行政副市長が、覚書にサインしました。
下副知事は「双方での普及促進や情報交換に努め、ワーケーション以外での交流も促進する」とあいさつしました。安行政副市長は「ワーケーションの分野を超えて、文化や観光、産業など様々な交流を促進したい。近いうちに、知事や副知事、和歌山の関係者を釜山に招き、釜山と和歌山の今後の発展について話し合う機会を設けたい」と述べました。
和歌山県がワーケーションの推進で海外と覚書を締結するのは初めてで、今後、双方のワーケーションを軸とした様々な交流活動が企画される予定です。