犠牲者しのぶLEDの光 紀伊半島豪雨12年で慰霊祭

2023年09月04日 18時32分

災害・防災

三重、奈良、和歌山の3つの県で合わせて88人の死者と行方不明者を出した紀伊半島豪雨から12年となり、このうち29人が犠牲となった那智勝浦町ではきょう(4日)、慰霊祭が営まれました。

災害が発生し始めた時間とされる午前1時ごろ、那智勝浦町の井関(いせき)地区にある「紀伊半島大水害記念公園」を訪れた遺族らは、犠牲者と同じ数のキャンドル型のLEDに明かりをともしました。

すると名前が刻まれた慰霊碑が闇に浮かび、遺族らは静かに手を合わせ故人をしのびました。

当時、7歳だった同級生の男の子がこの豪雨で犠牲となったという大学2年生で19歳の女子大生は、「明るくてクラスのムードメーカーだった。これから防災士の資格の取得を目指したい」と話しました。

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