ウエストエクスプレス銀河、和歌山県・紀南コース 3年目始動

2023年09月03日 19時26分

交通経済

JR西日本の観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエスト・エクスプレス)銀河」紀南コースの3年目の運行が始まりました。

おととい(9月1日)夜に京都を出発した夜行列車が、きのう(2日)午前に新宮に到着、そして、きょう(3日)午後、折り返しの京都行が新宮を出発しました。

出発式セレモニー(新宮駅)

JR新宮駅では、この初便の出発を前に、和歌山県新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長や、平安衣装やそろいのはっぴ姿の観光協会の職員、それに、めはりさんや、きいちゃんなどのマスコットも参加して、記念セレモニーを行いました。

出発を見送る田岡市長(手前から2人目)ら(新宮駅)

田岡市長は、「紀南は、世界遺産の熊野古道や熊野三山をはじめ歴史文化の素晴らしいところ。これから古道も歩きやすい季節になる。多くの方にお越しいただきたい」と話し、運行開始を喜びました。

大阪から来たという50代の乗客の男性は「最近は寝台特急もあまりなく、
電車での長旅をしたいと思い乗車した。海がきれいなのが良いと思う」と話しました。

JR西日本和歌山支社の富澤五月(とみざわ・さつき)支社長は、「今回は、お客様の要望が多かった車内マルシェをさせていただく。紀南には魅力がたくさんあるので銀河を通じて広めていきたい」と話しました。

銀河は6両編成で、京都発が金曜と月曜で夜行、新宮発は日曜と水曜で昼間の運行となります。今月(9月)から11月までと、来年(2024年)1月下旬から3月上旬まで上下各36本の運行が予定されています。

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