共栄出荷組合・和歌山県紀の川市 創立100周年記念式典
2023年09月03日 17時20分
今年で創立100周年を迎えた和歌山県紀の川市の農業組合法人「共栄柑橘出荷組合」が、きょう(9月3日)、記念式典を開き、和歌山県内で最も古い歴史を持つ共同選果組合の歴史を支えてきた歴代の組合長らに花束が贈られました。
「共栄柑橘出荷組合」は、その前身の「共栄農事改良実行組合柑橘部」が、1922年、大正12年11月から共同出荷を行ったのが始まりで、今年でちょうど100年となります。
組合によりますと、「共に栄え、共によくなろう」の精神で創設された「共栄柑橘出荷組合」は、和歌山県内で最も古い歴史があり、全国でも2番目にできた共同選果組合とされています。
「共栄柑橘出荷組合」の創立100周年を祝う式典は、きょう午前11時から紀の川市荒見にある選果場で開かれ、組合の歴代組合長や出荷先の市場関係者、協力会社のほか、鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参議院議員や地元・紀の川市の岸本健(きしもと・たけし)市長ら来賓を含めおよそ100人が出席しました。
式典では、開会にあたって辻岡孝明(つじおか・たかあき)組合長が挨拶し、「皆さんのおかげで100年を迎えることができた。ますますこれからも組合が発展していくよう取り組んでいくのでご協力いただきたい」と話しました。
また、来賓として挨拶したJA紀の里の岩上昌義(いわがみ・まさよし)組合長は、「全国で最も早くできた組合は、すでになく、この共栄出荷組合が現存する最古の出荷組合となる。100周年を迎えることができたのは、歴代、そして現在の役員の皆さんの努力のたまもので、深く敬意を表する」と述べました。
この後、組合に功労のあった歴代の組合長らに花束が贈られ、式典の後は、餅投げが行われ、集まった周辺住民の親子連れらが、餅やお菓子を拾い集めていました。