和歌山県海南市初の道の駅「海南サクアス」グランドオープン

2023年09月02日 16時24分

経済

和歌山県海南市で初めてとなる道の駅「海南サクアス」で、きょう(9月2日)、開駅式典が開かれ、テープカットでグランドオープンを祝いました。

海南サクアスは、県内で36番目、海南市では初めての道の駅で、海南市下津町(しもつちょう)の国道42号小南交差点近くに整備され、特産品販売所や飲食スペースのほか、災害時には避難場所としても利用できるよう、敷地内に備蓄倉庫や貯水槽、非常用電源、災害用トイレ5基を備えています。

きょう午前10時から開かれた式典には、主催者として、神出政巳(じんで・まさみ)海南市長と、長谷川朋弘(はせがわ・ともひろ)国土交通省大臣官房審議官らが、また来賓として、岸本周平(きしもと・しゅうへい)和歌山県知事や二階俊博(にかい・としひろ)衆議院議員らが出席し、道の駅の開駅を祝いました。

式典で神出市長は、施設の運営について「平時は地域の賑わいの拠点、災害時は地域の皆さまに安心・安全を届ける拠点となる海南サクアス。この開駅を契機とし、指定管理者のスタッフ、地元特産品の出荷者、そして、行政がその手を携え、オール海南で取り組んでいく」と述べました。

施設には地元特産品の野菜やフルーツ、紀州漆器や地酒を販売する産直マルシェがあり、漁港直送の鮮魚を取り扱う「魚盛水産(うおもりすいさん)」では、生きた土入(どうにゅう)ガニやガザミが販売され、買い求める人で賑わいました。

オープンを待つ人たちの最前列に、友人と並んだ有田市の女性は、「珍しいものを買いたいと思ったので寄った。消費者としては、いろんな品物があって山や海のものが揃っているのが嬉しい。これから、ここへ寄ることが楽しみになる」と、話しました。

道の駅「海南サクアス」は、年中無休で、営業時間は午前9時から午後5時までです。

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