「復興のヒマワリ」をライトアップ 紀伊半島豪雨被災地の新宮市
2023年09月02日 16時23分
2011年9月の紀伊(きい)半島豪雨で被災した新宮(しんぐう)市できのう(1日)、地元の人が育てた「復興のヒマワリ」がライトアップされました。
豪雨災害で新宮市では死者・行方不明者が14人に上りました。
ヒマワリは、新宮市熊野川町の能城山本(のきやまもと)地区の休耕田で地域を元気にしようと地元のグループが災害の翌年から毎年、育てています。
ことしは11万本分の種を植え、デジタルアートを行う市民団体の協力で初めてライトアップを行いました。
ヒマワリは現在、八分咲きでグループ代表の下阪殖保(しもさか・しげやす)さんは「明かりに照らされた花を見て、胸にぐっとくるものがあった。災害は忘れてはならない」と話していました。
「復興のヒマワリ」のライトアップはあすまで行われ、あす(3日)は休耕田の近くで追悼の花火の打ち上げが行われる予定です。