岸田総理襲撃の24歳無職男を県警が追送致/和歌山

2023年08月31日 17時44分

事件・事故社会

今年(2023年)4月和歌山市で行われた岸田総理大臣の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、県警はきょう(31日)24歳の無職の男を殺人未遂や公職選挙法違反などの疑いで和歌山地方検察庁に追送検しました。

追送検されたのは、兵庫県川西市の無職木村隆二(きむらりゅうじ)容疑者24才です。木村容疑者の追送検の容疑は、岸田首相らへの殺人未遂、爆弾の製造や所持、公職選挙法違反など5件です。警察は、現場に残された爆発物を鑑定した結果爆弾に殺傷能力があったと判断し、追送検したものです。

木村容疑者は去年(2022年)11月頃から、容疑者宅やその周辺で爆発物を製造し、今年(2023年)4月15日午前11時半頃、和歌山市雑賀崎の漁港で行われた衆議院議員選挙の補欠選挙に立候補した自民候補の演説会場で、岸田総理が演説する直前に10メートル先から爆発物を投げ込んだものです。円筒形の爆弾1つが爆発し、岸田首相は無事でしたが警察官や70代の聴衆が軽いけがをしました。

木村容疑者は威力業務妨害で現行犯逮捕されて以降一貫して黙秘しているとみられ、検察は刑事責任能力があるかどうかなどを調べるためあす(1日)まで鑑定留置を行うことにしています。検察は鑑定結果を踏まえ、起訴するかどうかについて判断することにしています。

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