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【特殊詐欺】FX取引名目で630万円被害 和歌山県橋本市30代男性

2023年08月30日 20時18分

事件・事故社会

通貨の売買で利益を出すFX取引の投資名目で和歌山県橋本市に住む30歳代の男性が、去年11月から今年1月にかけてあわせておよそ630万円をだましとられたことがわかり、警察が、特殊詐欺事件として捜査しています。

橋本警察署によりますと、橋本市内に住む30歳代の男性は、去年11月、携帯電話に残っていた不在着信の番号に電話をかけなおしたところ、相手から「海外のFX会社に口座を開設してプロのトレーダーのミラートレードと紐づけする。含み損5%で損切りするので安全」などと投資話をもちかけられました。その後、電話やメールで示された資料をもとに、「言う通りにすれば、必ず利益が出る」という相手の言葉を信じるようになり、去年11月15日から今年1月10日までのおよそ3ヶ月間に、4回にわけてあわせて628万円余りを指定された口座に振り込みました。

この間、毎日、常に利益の出ていることを示す投資状況の資料が送られてきたということです。

今年5月下旬になって、男性が「これだけ儲かっていれば、税金を払う必要があるのではないか」と、相手に尋ねたところ、「投資に失敗して損失が出ている」と言われ、だまされたことに気づき、警察に相談しました。そして、きのう(8月29日)、男性が、被害届を出すにあたって必要な書類を警察に提出し、被害届が受理されました。

和歌山県警では、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」0120・508(これは)・878(わなや)を開設していて、少しでも不審に感じた場合は相談するよう呼びかけています。

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