和歌山県内初・公的さい帯血バンクの協力医療機関が設置へ

2023年08月30日 18時21分

福祉・医療

白血病などの治療に必要な妊婦の臍帯()血(さいたいけつ)()を公的さい帯血バンクに提供する協力医療機関に、和歌山市内の4つの病院が決まりました。和歌山県内で公的さい帯血バンクの協力医療機関が設置されるのは、初めてです。

協力医療機関になるのは、日赤和歌山医療センターと県立医科大学附属病院、花山()ママクリニック、それに、はまだ産婦人科の4カ所です。

公的さい帯血バンクは、白血病などの治療のための移植に用いられる臍帯血を供給する事業者のことで、ドナーとなる妊婦の同意を得て採取された臍帯血を、提携した公的さい帯血バンクに引き渡す業務を行っています。

提供された臍帯血のうち、基準に適合するものは、近畿さい帯血バンクを通して、造血()()(ぞうけつかん)細胞)移植が必要な患者に提供されます。

全国には6カ所の公的さい帯血バンクがあり、このうち近畿地方には、日赤近畿さい帯血バンクと、特定非営利活動法人・兵庫さい帯血バンクの2カ所があります。

全国には現在18の都道府県に協力医療機関が設置されていますが、和歌山県も加わったことで、臍帯血移植を受けるチャンスの拡大が期待されます。

4つの協力医療機関が設置されるのは、 あさって・9月1日からです。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55