「紀州南高梅翠ジンソーダ」和歌山県内で限定販売中
2023年08月28日 18時35分
酒造大手のサントリーは、和歌山県や紀南の梅加工会社とタイアップして、和食などに合うジン「翠」(すい)を梅のシロップや梅ビネガーとブレンドしたソーダ割り「紀州南高梅 翠ジンソーダ」を、県内の飲食店で限定販売しています。
サントリーと和歌山県は、2011年7月から、県産食材の販路拡大やイベント開催などで、JAや県漁連などの生産者団体とともに協力体制をつくっていて、今回、その一環として、翠と紀州南高梅をコラボした紀州版の翠ジンソーダを開発したものです。
紀州みなべ梅干し共同組合と紀州田辺梅干し協同組合に加盟する業者から、サントリーに梅干しや梅シロップ、梅ビネガーなどがサンプルとして提供され、みなべからは岩本食品の「梅ビネガー」が、田辺からは、不動農園の「完熟梅シロップ」がそれぞれ選定され、紀州南高梅翠ジンソーダとして、県内およそ40の飲食店で限定提供されることになったものです。
「梅ビネガー翠ジンソーダ」は、甘酸っぱいチャーミングな味わいと鮮やかな色合い、それに、食物繊維と葉酸も含まれています。
「完熟梅しろっぷ翠ジンソーダ」は、完熟梅のコクのある甘さと穏やかで爽快な酸味とすっきりした味わいです。
県・食品流通課では「翠ジンソーダを提供する各店舗では、復活した『紀州うめどり』や、世界農業遺産『みなべ・田辺の梅システム』などのPRも行うことにしています」と話していて、会社帰りや仲間同士での一杯に、紀州南高梅や和歌山産食材の味わいを印象づけようと意気込んでいます。