激流の北山川(きたやまがわ)を舞台にしたカヌー競技大会「じゃばらカップ」が、来月（９月）２３日と２４日に、北山村で開催されます。

「じゃばらカップ」は、「紀の国わかやま国体」のカヌー競技が北山村で行われたのを契機に、翌年、地元観光協会などが主体となって、本格的な競技大会として発足しました。新型コロナウイルスの影響で、３年ぶりとなった去年に続いての開催で、第７回となる今年は、厳しい暑さを避け、初めて、９月に開催されます。

コースは、吉野熊野国立公園内の絶景と称される奥瀞(おくとろ)の渓谷で、昔から筏流しの難所だった北山川の神護(じご)エリアに設けられ、スラロームとダウンリバー競技が行われます。「じゃばらカップ」は、公式記録大会ではありませんが、全国的にも数少ない自然河川での競技会として人気で、また、カヌーやカヤック以外にもＳＵＰ(サップ)やダッキー、パックラフト、リバー―ボートなど、多様な艇(てい)が参加できることもあり、見学するのも楽しい大会となっています。

参加エントリーは、来月１５日までで、北山村観光協会のホームページで募集要項を確認できるほか、そこから申し込むこともできます。