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和歌山県由良町・生コン会社 産廃不法投棄で逮捕

2023年08月22日 20時01分

事件・事故社会

和歌山県・日高郡日高町にある工場の敷地内に、産業廃棄物を不法に投棄したとして、和歌山県警察本部の生活環境課と御坊警察署はきょう(8月22日)、コンクリート製造の工場を経営する会社の代表者ら4人を廃棄物処理法違反の疑いで逮捕しました。

捕まったのは、和歌山県・日高郡由良町里(さと)にある株式会社セイシンの代表取締役で、御坊市島の丸山克也(まるやま・かつや)容疑者64歳のほか、株式会社セイシンの工場長と従業員、それに別の会社の建設作業員のあわせて4人です。

警察によりますと、丸山容疑者は、ほかの3人と共謀して2020年1月頃から4月頃までの間、日高町志賀(しが)にある株式会社セイシンの工場の敷地内に、ミキサー車でコンクリートを製造したあと清掃した際などに発生するコンクリートスラッジと呼ばれる汚泥およそ3・8トンや松山容疑者が所有する住宅の改築に伴い発生した木くずなどを土に埋めて不法に投棄した疑いです。警察は、4人の認否を明らかにしていません。

株式会社セイシンは、コンクリート製品を製造・販売する会社で、産業廃棄物の収集運搬や処分を行うための和歌山県の許可をとっておらず、産業廃棄物の処理にあたっては、専門の業者に依頼する必要があります。

警察では、去年(2022年)7月、産業廃棄物の不法投棄に関する告発を受理して捜査を開始し、今年(2023年)5月から6月にかけて2回にわたって工場の敷地内を掘り返した結果、コンクリートスラッジなどが埋められ、その上の地表部分がコンクリートで固められていることを確認しました。

警察は、不法に埋められた産業廃棄物がほかにもあるものとみてさらに詳しく調べています。

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